子育て世代こそ3Dプリンターを活用すべき
世の中のお父さんお母さん、いつも子育てお疲れ様です。
日々、忙しい育児に追われながら、少しでも子どものために何かできないかお考えのことと思います。
そんなあなたにオススメなのが3Dプリンターです。
おすすめポイント1 オモチャに事欠かない
3Dプリンターはオモチャ作りに最適です。
プリントする形のデータは専用ソフト(Fusion360とかBlenderとか)を使って作ります。これをモデリングと呼びます。モデリングしたデータを実際に形にしてくれるのが3Dプリンターです。単純な構造のものならカンタンに作れますし、慣れてくれば複雑なものも作れるようになります。
ただ最初はモデリングするのもハードルが高いと思うので、誰かが作ったモデリングデータを使うことができます。
- モデラボ:国内で運営されている日本語のサイト。種類は多くないがやっぱり安心感はある
- Thingiverse:海外サイトの中で一番オススメ。会員登録不要で種類も豊富
サイトを見てるだけでも楽しいですね。3Dプリンターがあればどれでも自由に作成することができます。
さらに言うと3Dプリンター自体がオモチャです。一生懸命オモチャを作ってる姿はずっと見ていても飽きません。
おすすめポイント2 オリジナルグッズの作成
やはり3Dプリンターを使うからには自分だけのオリジナルを作りたい。
ソフトの使い方を習得する必要はありますが、自分だけの特別感は何物にも代えがたい喜びがあります。
オススメは子どもの描いた絵をキーホルダーにすることです。
えんぴつバトルなどで描いた絵をオリジナルグッズにすると愛着がわきますよ。
また、クッキーの型もオススメです。
販売されていないキャラクターのクッキー型も3Dプリンターならお手の物!
おすすめポイント3 便利グッズを自作
ちょっとした部品やグッズを自分好みに作成してしまいましょう。
自分が欲しいと思っていた寸法・規格のモノが作成できると、QOLがすごく向上しますよ。
「早速つくってみよう!」のパートで実際に作った工程を説明します。
3Dプリンターのはじめかた
これから3Dプリンターに挑戦しよう!と思っていただいた方に向けて、ちょっとしたアドバイスとオススメの学習コンテンツを紹介します。
おすすめ3Dプリンター
まずそもそもどの3Dプリンターを買ったらいいか、というお話です。
詳しくは他のサイトに任せますが、熱溶解積層方式(FFF)というジャンルの3Dプリンターにしましょう。1つのプリントに平気で5時間とかかかるのですが、もう一方の光造形方式(SLA)はその倍の時間がかかります。あと熱溶解積層方式の方が安いです。精巧なのは光造形方式ですが、3Dプリンターに慣れてきてよりクオリティの高いプリントをしたくなったらでいいでしょう。
私はEnder-3を使っています。当時3万円くらいでかなり安かったです。
すごく細かい造形をプリントしようとすると失敗することもありますが、現状も大きな不満はありません。あとTsukasa-3DさんというYoutubeチャンネルで3Dプリンターの設定方法を詳しく説明されているのですが、そこでEnder-3で説明されているため、見よう見まねで購入したというのが実は決め手です(笑)
ただもう3年以上前になるので、今のモデルなどを比較したうえで検討をオススメします。
おすすめモデリングソフト
モデリングをするのにおすすめの無料ソフトをご紹介します。
- Autodesk Fusion(Fusion 360):長さなどを指標に作成したいパーツや、単純な機構の作成にオススメ。平面の円をぴゅーっと伸ばして円柱を作るようなイメージ。直感的でわかりやすい。ダウンロードはぱっと見てわかりにくいが、商用利用でなければ無料で利用可能。いわゆるCADソフト。
- Blender:フィギュアなどの複雑な造形を作るのにオススメ。小さく切った紙をつなげたり折ったりしていって1つの形にしていくイメージ。この手のソフトの中では分かりやすいが、慣れが必要。いわゆる3DCGソフト。
おすすめ学習コンテンツ
正直ここは何を作りたいかで変わります。
大抵のものはYoutubeに載っていますので検索しましょう。
私が参考にしたのはかわちゃんねるさんのクッキー型の作り方。Fusionはこちらが非常にわかりやすかったです。
BlenderはM designさんをよく参考にしています。
とは言え、習うより慣れよ、です。とにかく触ってみましょう!
早速つくってみよう!
今回はポケモンボードゲームのカードをしまう入れ物をつくりたいと思います。
地味ですみません(笑) ちょうど作りたかったもので。
設計図を書く
何を作りたいのかを考えましょう。設計図というと何だか難しそうに聞こえるかもしれませんが、作りたいものの目途を立てておく、くらいのイメージです。
モデリング
設計図ができたら実際に3Dにモデリングしましょう。
今回はFusionで作ります。
まずは図面を起こし、次に立体にしていきます。
線をぐぐっと持ち上げて面にして、面をぐぐっと引っ張って立体にしていくイメージです。
私も未だに初心者の域を脱しないですが、これくらいならカンタンに出来ます。
なぜか思ったところに厚みが付かなかったりして試行錯誤しながら30分くらいでしょうか。
プリント設定
モデリングが完成したら次はプリント用ソフトです。
この立体をどうやってプリントするかをCuraというソフトで設定しました。
粗目にしたつもりなんですが、12時間47分…。ちょっと大きかったか。
まぁ寝てる間にできてますんでね。起床が楽しみです。
プリント!
ここまで出来たらプリントデータを3Dプリンターに読み込ませて実際にプリントしてみましょう。
朝起きて出来たのがこちら!
なかなかよく出来たんじゃないでしょうか。角の接着も十分な強度のように感じます。
実際に使用した状態がこちら↓
シンデレラフィット!(寸法してるから当たり前)
やたら小物があるのに収納する入れ物が付属してなかったんですよね。
でもルール上ぐちゃぐちゃに混ざっちゃうと困るので管理がすごい大変で、整理する入れ物欲しいなぁと思っていたのです。これで快適!
まとめ
いかがでしょうか、挑戦してみたいと思っても何だが難しそうだなぁと思っていた方も、これを機にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
自分だけのアイテムが作れるのは何物にも代えがたい高揚感を得られます。
子どもから尊敬されるのも地味に良きポイントです(笑)
いつかLEGOの規格で家族の顔をつくってオリジナルのミニフィグを並べたいと思っています。
ただかなり小さいのでSLAの購入検討も必要になりそうです。皆さんも妄想を形にしていきましょう!