1.しりとり
まずは定番!「しりとり」です。
未就学のお子さんでしたら通常のしりとりでもいいですし、大きいお兄ちゃんお姉ちゃんであれば『ルール』を追加してあげましょう。
- テーマしりとり:「動物しりとり」「赤いものしりとり」など
- 文字数しりとり:「2文字しりとり」「3文字しりとり」など
- キャラしりとり:「ポケモンしりとり」「ジャンプしりとり」「ジブリしりとり」など
- 禁止しりとり:「”あ行(あいうえお)”禁止」「カタカナ禁止」など
2.クイズ
「クイズ」も楽しいですね♪
お好きなクイズ本を買ってもいいですし、ネットにも様々なクイズが溢れています。お子さんが興味のあるジャンルのクイズを探してみてください。
もしポケモンが好きなお子さんがいらっしゃればポケモン図鑑クイズはどうでしょう?
3.マジカルバナナ
昭和生まれの保護者の方は馴染みがある方が多いのではないでしょうか。
「マジカルバナナ」はレガシーな遊びですが、奥が深く子どもにとっては実は難しい遊びです。
遊び方
・バナナから連想する言葉を言いあう連想ゲーム
・最初のプレイヤーが「マジカルバナナ。バナナと言ったら〇〇」と言ってゲームを開始(例えば「バナナと言ったら黄色」)
・次のプレイヤーがその連想からさらに別のものを連想(例えば「黄色と言ったらヒマワリ」「ヒマワリと言ったら夏」)
・リズムをキープする。リズムを崩したら負け
4.誰でしょうゲーム
この辺りからどんどん難易度があがっていきます。
「誰でしょうゲーム」はゲームマスター(親とも呼ぶ)が考えているものが何かを当てるゲームです。アキネイターと言った方が理解しやすい方もいるでしょうか。
例えば、ゲームマスターがお題を「トンカチ」に決めたとします。
プレイヤーは質問、例えば「生きていますか?」と聞き、ゲームマスターは「はい」か「いいえ」で答えます。今回は「いいえ」ですね。
これを繰り返してお題を当てるゲームです。
子どもがどういうプロセスで答えを絞っていくか、そういう思考を見ることもでき、親子ともに満足度の高いゲームで、管理人はこのゲームがとってもオススメです!
ちなみに子どもにゲームマスターを任せるとお題はポケモンだらけになります(笑)
まぁそういう偏りは仕方ないですね~。
5.30ゲーム
30ゲームはそれぞれの番で最大3つずつ数字を言い合って30を言った人の負けというゲームです。
例
A「1,2」
B「3,4,5」
C「6,7,8」
A「9」
B「10,11,12」
C「13,14,15」
A「16,17」
B「18,19,20」
C「21,22,23」
A「24」
B「25,26,27」
C「28,29」
A「……30」 ←このプレイヤーの負け
2人でやる場合、このゲームには必勝法があります。それを探すのも楽しいので、慣れてきたら考えてみても面白いと思います。
1.先行を取って「1」をコール
まずは先行を取ります。必勝するためには先行である必要があります。お互いが必勝法を知っている場合は先行が必ず勝ちます。相手が知らない場合は後攻でも勝てる可能性があります。
2.相手がコールした回数と合計して「4回」になるようにコールする
例えば相手が1回、つまり「2」のみコールした場合、こちらは3回、つまり「3、4、5」をコールします。相手が「2、3」の場合は「4、5」をコールし、相手が「2、3、4」の場合は「5」のみをコールします。
3.2を繰り返す
すると、必然的に自分は5、9、13、17、21、25、29を必ずコールしているはずです。29をコールする、つまり相手は必ず30をコールすることになり、あなたの勝ちです。
6.回文
上から読んでも下から読んでも同じ言葉「回文」です。
身近な回文を探すのは非常に楽しいです。慣れてきたら回文を作るのも楽しいですよ♪
【文字数別】回文の例
2文字…ママ、パパ、笹
3文字…トマト、まんま、紳士
4文字…キツツキ、素手です、草咲く
5文字…新聞紙、たぶんブタ、馬鹿なカバ
6文字…軽いイルカ、池と時計、安い椅子屋
7文字以上…「世の中ね、顔かお金かなのよ」、西が東に、ママが私にしたわがまま
まずは何か言葉を決めて反対にしてみましょう。そのまま意味が通る言葉だと作りやすいです。
例えば「貝」、反対は「イカ」。”と”で繋げれば回文「貝とイカ」の完成です。
7.ボッコちゃん
「ボッコちゃん」は当サイトのオリジナルの遊びです。
そもそも「ボッコちゃん」とは…
星新一さんの代表作の一つである短編小説です。こちらの小説は非常に面白く、1つ1つの話が2~3ページとあっという間に読むことができます。例えるなら「世にも奇妙な物語」の怖くない方の話が山ほど詰まっている本です。
活字が苦手な方もこれだけは絶対に読めると思います!メチャクチャ面白いですしブックオフで100円で売ってるので是非買ってみてください!笑
「ボッコちゃん」の遊び方ですが、主に2つ。
1つはボッコちゃんの話を聞かせてあげること。子どもにも分かりやすいようで、運転中のヒマつぶしに最適です。最近はこれが聞きたくて運転をせがまれるほど。もう「ボッコちゃん」は話し終わるので星新一さんの他の作品を購入しました。
もう1つは自分で話を作る遊びです。いくつか「ボッコちゃん」の話を聞かせると、なんとなく展開がわかってくるようで、子ども自身でも話を作れるようになってきます。
これが非常に面白いです。もちろん大人が考えるようなものが一発で出てくるワケはありません。意味が分からなくても、支離滅裂でも、いっぱい褒めてあげてください。
ある博士が新しい発明品を生み出した。それは赤いトマト。食べるとトマトになってしまうという。それを聞いた隣人は「そんなバカな」と真に受けず、そのトマトをこっそり持ち帰って食べてしまった。次の日から隣人の姿は見えなくなり、庭になった綺麗な赤いトマトは業者によって収穫され、スーパーに並ぶのだった。それを買ったお家の食卓に赤いトマトが並び、「まあ真っ赤なトマト」と、美味しそうに頬張った。
宇宙に興味があるA君。小さい頃から宇宙人に会いたいと願ってきた。大人になり、ついに念願の宇宙旅行に出発する。地球への帰り道、ある星に不自然な影を見つける。地球に到着したA君は『もしかしたらさっきの影は宇宙人だったのかもしれない』と思った。すると空の上から「ずっと君を見ていたよ」という声がした。
8.思考実験
次のオススメは「思考実験」です。
代表例「トロッコ問題」は皆さん聞いたことあるのではないでしょうか。
『トロッコが暴走してこのままだと3人の作業員が引かれてしまう。あなたの近くにあるスイッチを押すと進路が変わり、3人は助かるが、代わりに別の1名が引かれてしまう。あなた以外にスイッチを押せる人はいない。あなたはスイッチを押しますか?』という問いです。
何が正しい、間違い、という明確な回答がない問いについて自分なりに考えることで、思考が豊かになると思います。
他にも「囚人のパラドックス」「モンティホール問題」などが有名でしょうか。
ネットに様々な「思考実験」が載っていますので是非探してみてください♪
「思考実験」と呼べるかは分かりませんが、個人的には「正解のないクイズ」というテレビ番組がオススメです。(たまにMCが下ネタ言うのでTVerなどで子どもに見せる場合は検閲推奨です)
囚人のパラドックス
2人の囚人がいます。お互いに話せません。
警察が言います。「2人とも黙っていれば1年の刑。1人が仲間を裏切って自白すれば、自白した側は釈放、黙っていた側は3年の刑。2人とも自白すれば2人とも2年の刑だ。」
さて、あなたならどうする?という問いです。
黙るのが1番いいように見えるけど、相手が裏切るかもしれない不安があります。 でも、2人とも同じように考えると、結局2人とも裏切ってしまうかもしれません。
これが囚人のパラドックスです。個人の利益と全体の利益が対立する難しい問題です。
モンティホール問題
実際にあったクイズ番組の話です。
3つのドアがあり、正解のドアを選ぶと景品(自動車)がもらえます。他の2つは外れです。その番組ではいつもお決まりのやり取りが発生します。
- 最初にどれかのドアを選ぶ
- 司会者は、選ばれなかった外れのドアを1つ開ける。残ったドアは2つ。
- 司会者が聞く「選んだドアを変えるかい?」
アナタならドアを変えますか?という問いです。
実は、この問題は確率的な正しい行動は結論が出ていて、「最初の選択を変える」方が正解する確率が2倍になります。
単純に思えますが、大人でも間違えてしまう難しい問題です。是非お子さんにも出題してみてください。
9.10パズル
「10パズル」は四則演算(+-×÷)を使って4つの数字を10にするゲームです。
これがドライブ中にものすごいヒマつぶしになります。4つの数字は山ほどありますからね。そう、ナンバープレートです。
例えば、前を走る車のナンバーが『3528』だとします。この4つの数字を『+-×÷』を使って10にしましょう。例の『3528』なら、8-2=6、6÷3=2、2×5=10、で完成です。
かけ算、わり算がわかれば誰でも出来ますね。一般的には小3くらいからだと思いますが、これをキッカケに教えてもいいかと思います。うちの長男は小2でかけ算はまだ習ってないようですが、教えたら喜んでやっています。たまに親より早いときがあり、子どもの成長の早さにはビックリします。
10.水平思考:ウミガメのスープ
色々なところで聞くようになりました、「ウミガメのスープ」に代表される水平思考ゲーム。
初めてやったときは本当に衝撃を受けました。大人が楽しい2大ゲーム(管理人の主観です)の一角です。ちなみにもう1つは「リアル脱出ゲーム」。いつか子どもと一緒にプレイできる日を楽しみにしています。
もしもやったことがない人がいましたら、ネタバレは絶対に見ずに経験済みの人に出題してもらってください。あの感動を体験できるのは最初の1回だけです。必ずご自身で体験してからお子さんに出題することをオススメします。おそらくどれだけ早くても30分はかかると思いますので、しっかり時間を確保して挑戦してみてくださいね♪
ということで、「ウミガメのスープ」については説明しません。是非ご自身で体験してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。移動中にも盛り上がる楽しい知育遊び10選をご紹介しました。
お子さんの年齢にあわせて、色々な遊びを提案してみてください。必ずお子さんが楽しんでくれる遊びが見つかるはずです。